事業主の方へ
労災保険ってどういう保険なの?
「労災保険法」に基づく制度。
業務、通勤災害で負傷や障害が残った時、被災労働者また遺族に対し保険給付を行う制度です。
労災は使わないほうがいいイメージがあるけど、どうなの…?
誤解1.保険料が上がってしまうのではないか?
保険料が上昇する状況は限られています。
労働者が100人以上、もしくは 労働者が20人以上で、「(労災保険料率−0.9/1000)×労働者数」の値が「0.4」以上より小さい会社は、事故が多くても少なくても保険料が変わりません。
設立後4年間は どんなに大規模な事業所の場合でも、労災の保険料が上昇することはありません。
保険料の上昇を懸念される事業者の方がいらっしゃいますが、中小企業の場合、労災を使っても保険料が変わることはほとんどないといえます。
誤解2.会社のイメージが悪くなるのではないか?
労災を使用することで、けがが多い会社、安全が確保できない会社である会社のイメージが悪化することはありません。
むしろ、労災を使用しないよう社員へ働きかけること自体が社員の不信感を招きます。
社員が「労災隠し」をしたことによりやる気をなくしたり、けがをしてしまっても会社ではみてくれないことによる不満感、「労災隠し」が発覚した時に労働基準局に洗いざらい全て調べられるなど労災を使わないことによるデメリットのほうが大きくなります。
労災を使用するには
従業員の方が「労災」を使いたいと言ったら
「承認」して下さい。
↓
医療機関から従業員の方が書類を持ってきますので
その書類の「事業所記入欄」に記入して下さい。
↓
従業員が「労災」を使っているという事実が
どこかで公表されることはありません。
労災保険治療の場合、治療費は全額支給となり、自己負担はありません。
ご来院時には保険証か身分を証明出来る物(免許証等)をご持参いただければ 、お預かり金は必要ありません。